タイ王国ドットコムへようこそ!

タイ王国に関する情報サイトです。タイ王国への旅行にタイ王国での生活にぜひご活用ください。
Yahoo!ブックマークに登録
モバイル名古屋

タイ王国ファンクラブ

agoda.com タイのホテルが最大75%割引

Pod1

日本は7回目の来日
今回は3週間のビッグホリデーなんだ(笑)

 タイのロック・シーンを牽引するバンドのひとつと言えば、文句なしにmoderndogだろう。そのフロントマンであるPODがこのほど来日。8月5日、6日に行われたイベント「SOI graf in summer 2005-but endless summer in Thailand」にも出演し、アコースティックスタイルでライブを行った。過去に何度も来日しているという生粋の日本びいきだ!

 まずは、今回来日することになったきっかけから質問してみると、「日本に来たのは7回目。今回はフジロックフェスティバルを観るために来たんだ(笑)」とのお答え。ふと彼の右腕に目をやってみると、なんとそこには今年おこなわれたフジロックの3日通しチケット、キャンプサイトのリストバンドが終了から1週間ほど経っているにも関わらず着けられたままだった。

「1年に1回だけの特別な日だよ。苗場の山の中に寝泊まりして、みんな野生に帰って音楽だけに浸れるっていうのは本当に素晴らしいよ! 雨もいっぱい降ったけど、そんなのはまったく気にならない。本当に楽しかったよ。いろんなバンドを観たよ、日本のクラムボンとかね。どのバンドもとても素晴らしかった。どのバンドがベストだったかなんて言えないくらい」

Pod2
↑「SOI graf in summer 2005-but endless summer in Thailand」では、moderndogの曲を中心にアコースティックライブを披露。ちなみに着ているTシャツはカタカナで「ニューシャネル」と書いてある。案の定、ファンの子たちに「何それー、どこで買ったのー?(笑)」と突っ込まれてました(笑)。

 なんと、今回の来日は3週間もの長期滞在を予定しているとか。

「3週間ものビッグホリデーなんだ。フジロックの他にもイベントに行くよ。8月19、20日に北海道の石狩湾新港樽川ふ頭でやる『ライジングサンロックフェスティバル』にも行くんだ(笑)。日本の勢いのあるバンドやアーティストたちをたっぷり観て楽しんでくるのが、今からとても楽しみだよ。たぶん、またキャンプにステイするよ」

 自ら音楽をやっていて、しかもとても有名なバンドをやっており、注目される立場であるにも関わらず、まるで音楽が大好きで大好きでたまらない! というキッズのように純粋に音楽を楽しんでいるのがよくわかるPODさん。とはいえ、もちろん他のアーティストのライブを観てばかりではない。「SOI graf in summer 2005-but endless summer in Thailand」では、アコースティックライブを披露。8月6日に六本木スーパーデラックスで行われた東京でのイベントでは、Buffalo Dautherのボーカル&ベーシスト・大野由美子さんをサポートに迎えてのライブとなった。

「(ライブをするのは)ドキドキドキ(笑)。昨日大阪でやったライブもすごくおもしろかったよ。たくさんの人が参加してくれてね。今日は、バッファロードーターの由美子がサポートしてくれて一緒にライブするんだ。あと、曲によってタム(ウィスット・ポンニミット)もドラムを叩いてくれるんだ。東京ではどんなライブになるのか、すごく楽しみだね。日本でライブをするのはいつもドキドキドキ~(笑)」

 今回ライブをサポートするスペシャルゲストのバッファロードーターの大野由美子さんは、昨年リリースされたmoderndogの最新アルバム『That Song』に参加して以来の仲だという。ちなみにこの『That Song』というアルバムには、大野さん以外にもチボマットの本田ユカさん、そしていわずと知れたジョン・レノンの息子であるショーン・レノン、バッファロードーターのアルバムなどのアルバムには欠かせないエンジニア・Zakさん…と、世界的に活躍しているアーティストが参加しているのも興味深い。違う国のアーティストと一緒に音楽を作ることで得られるものはどんなものだろうか。

Pod3
↑スペシャルゲストとしてBuffalo Dautherの大野由美子さんがサポート。Moderndogの最新アルバム『ThatSong』に大野さんが参加して以来の仲で、ふたりの息はピッタリでした。

「そうだね、とにかく刺激は受けるよね。一緒に一生懸命いいものを作ろうと努力して生まれたものは、やっぱりすごいパワーを持っていると思うよ。それに自分の力を出し切れれば自分も満足だよ!」

 レコード会社がアーティストの音楽性に事細かに口出しをしてくるという話をよく聞くタイの音楽シーン。そんな中にあってmoderndogはきちんとポリシーを持って自分たちが本当にやりたい音楽を貫いてるバンドのひとつだ。タイの音楽シーンの中でポリシーを持って活動するのは難しかったりはしない?

「難しくないよ。でも、自分たちのバンドがちゃんとポリシーを持ってちゃんと意思表示できなかったら、いろんなものに流されちゃうと思うよ。スタイルは人それぞれのものだから、タイの音楽シーンに対して何か口出しするつもりは全然ないよ。ただ、ひとつだけはっきりしていることがあるんだ。それはmoderndogみたいなスタイルは絶対にタイには必要だってこと。moderndogのファンの子たちがどんどん古いものを壊して、どんどん変えていってほしいと思うよね」

 と、熱く語ってくれたPODさん。小さな体にとっても大きなエネルギーとパワーを持っている人だと思った。

Pod

Profile

タイのロックシーンを塗り替えた94年の1stアルバムから10年間を駆け抜け中のミリオンセラーバンドModerndogのヴォーカリスト。7000人のスタジアムロックコンサートを終え、フジロック(遊び)のために緊急来日。最新アルバム『That Song』には本田ユカ、ZAK、大野由美子、ショーンレノンらが参加、新たな魅力を打ち出した。大の日本びいき!

*moderndog