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観光 | 遺跡・寺 | グラトゥムスアプラー寺院
グラトゥムスアプラー寺院
     
ワット・グラトゥムスアプラーの本堂
仏像80体の博物館
博物館内の本尊
博物館内の本尊
 

 近頃私たちの周りでは、暑い、熱いことづくめ。気温も政治も…。そこで今回は、邪気を払って心を静めてくれる場所、グラトゥムスアプラー寺院にみなさんをご案内します。
グラトゥムスアプラー寺院、もしかしたらあまり耳慣れない名前かもしれません。でも実は、観光促進キャンペーン“UNSEEN BANGKOK(まだ見たことのないバンコク)”にも取り上げられているほど、見ごたえあるものが待っています。それは、ルアン・ポー・ペッ。ダイヤモンドで装飾された仏像です。スコータイ時代のプラ・プッタチナラーを模造したもので、身につけている三衣にはロシア産ダイヤモンドが数えきれないほど飾られた非常に美しい仏像です。この寺には博物館も2つあり、仏教を学ぶうえでも興味深いものがあります。
この寺の成り立ちについてはよく知られていません。わかっているのは、1772年アユタヤ時代末期に建てられたということ。創立者の名前は定かではありませんが、クンプラウェー・チャナーラックとゾーン・ギティ・ゴーウィットによって修復されたといわれています。このことからも、この寺がバンコクで最も古い寺の一つといえるでしょう。

さあ、グラトゥムスア旅行寺院から見ていきましょうか。本堂にある本尊を参拝したら博物館へ。ひとつめの博物館、蝋人形博物館は観光客や信仰心の篤い人たちにとって大きな見どころです。
蝋人形博物館はタイ式家屋3棟から成り、タイ国内で有名な高僧プラパチャーンの塑像など、名だたる高僧の蝋人形が展示されています。たとえば、ギンゲーオ寺院のルアンポープアック(サムットプラカーン県)、アーソムバーンモッ寺院のルアンポーオーパーシー、チャーンハイ寺院のルアンプートゥアッ(パッタニー県)、そしてラカン寺院のトー・パホムランシー(バンコク県)、ノーイ寺院のルアン・プーニアム(スパンブリー県)。それから、バーンノムコー寺院のルアン・ポーパーン(アユタヤ県)、パーククローンマカームタオ寺院のルアン・プースック(チャイナート県)、パクナームパーシーチャルーン寺院のルアン・ポーソッなどです。これらの蝋人形は1998年に、寺と弟子たちがウタイタニー県で有名な高僧、タースン寺院のルアン・ポールーシーリンダムを称えてつくられました。そのおかげで、私たちはタイ国内でも有名な高僧を一度に参拝することができるわけなんです。

ワット・グラトゥムスアプラーには、もう一つとてもおもしろい博物館があります。それは“仏像80体の博物館”。この名前からして、館内でどんな光景を目にするか容易に想像できますね。入ってまず目をひくのは、大きな本尊。80型もの異なる佇まいをもつ仏像にとり囲まれ、部屋の中央に置かれています。
馴染みのある仏像も見ることができます。仏陀降魔像(曜日を問わない、毎日の仏陀)、仏陀瞑想坐像(木曜日生まれの人の守護仏)、仏陀遊行像、バーンハームヤーティ(親戚同志の争いを諌める仏陀:月曜日生まれの人の守護仏)などなど。そして、今までに見たことも聞いたこともない仏像に出会いました。仏陀が身寄りもなく病身の比丘(びく:男性の出家修行者)を両手で抱き抱え、慈悲の心で世話をしているものです。扉近くの左側には誕生を意味する仏像があり、最後には現世との別れを示す仏像があります。
“仏像80体の博物館”を堪能しても、まだ帰るのは早いですよ。ルアン・ポーソート(模造)を拝みに行くのを忘れてはいけません。また、功徳を積みたければ、このお寺にはいろいろな方法があります。お金の寄付だけでなく、棺桶功徳(身寄りがなく棺桶を買えない人への寄付)や仏様の鉢にお布施をいれたり、油を買ってランプに火を灯したり。それから、本堂の屋根を葺くための寄付やお供えものをすることも。そして、寺の裏手の川で泳ぐ魚や亀などの生き物に食べ物をあげて功徳を積むこともできるでしょう。

蝋人形博物館のあるタイ建築の建物

  ワット・グラトゥムスアプラー map
   
   
ワット・グラトゥムスアプラー
  ●住所:〒10250バンコク県プラウェート市プラウェート区ソイ・オンヌット67オンヌット通りムー3、5
●電話:+66-(2)-328-7776、+66-(2)-328-7666