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アジア初の同性愛会議が開催

 さすがはゲイ先進国タイ! と思わず唸ってしまいそうな、同性愛に関する国際的な学会が7月7日、スクンビット通りのアンバサダーホテルで開催された。学会のテーマは「アジアの人権と性教育」。同性愛者団体、人権問題に関わる人々、女優、俳優、各メディアなど24ヶ国全700人が参加し、激論を交わした。

 今回開催された学会は、1.アジアの女性同士の恋愛 2.本当の性と身体的な性の相違で悩む人々 3.男性同士の恋愛 4.同性愛者の人権とアジアの国々の運動 5.アジアの同性愛に関するメディアについて 6.同性愛者たちの健康 という6つのテーマについて話し合われた。

 参加したチュラロンコーン大学法学部教授・ウィティット氏は次のように語った。「今回の学会は性に関する考え方や現在の状況を話し合うとてもいい機会になった。アジアのある国では同性愛者とわかると刑務所に入れられ、死刑になってしまう。これらは人権に違反します。これからは心を広くして社会を見直していくべき。その点、同性愛を認めているタイは心が広いといえるかもしれません。しかし、そうはいっても差別が全くないわけではない。同性愛者も1人の人間。社会に少しずつでもいいから認めていってほしいですね」。

 学会では、「世界保健機構(WHO)も同性愛を認めている。同性愛者は精神病ではない」「性転換手術を法律的に認めてほしい」といった内容の医学関係の発表もあった。ファーシールーンという同性愛者団体を主宰するウィロー氏は、「まったくその通りよ」と発表内容に同意の様子。そして、「ワタシたち同性愛者の間でもどういうグループに属しているかでいろいろとイザコザがあったりするの。社会に認めてもらう前に、まずは同じ同性愛者同士理解しあって協力していかなくっちゃ。それが認めてもらう第一歩よ。今の法律は労働者、女性、子供を守るものばっかり。最近は売春に関する法律も出てきたわね。だから次はワタシたち同性愛者の番ね。だからこそ自分たちもお互い理解しあわなくっちゃ」と語った。

  同性愛の人権や自由について話し合われた今回の学会は、とても貴重な尾意見交換の場となったようだ。ちなみに、今回の参加者にはバッグが配られたのだが、その中身とは次のようなものだった。同性愛に関するチラシ、ホットラインセンターの広告、同性愛者のための夜遊びスポットガイド、コンドーム3個、ローション3本…。

(2005年7月8日-タイ)