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日本風の制服採用で、タイの文化崩壊の危機!?

 今、タイの私立学校ではセーラー服など、日本風の制服にチェンジするのが流行っている。おへそが見えそうなほど短い上着、ミニスカート、白いハイソックス。制服をチェンジした学校は、軒並み入学者が急増しているらしい。

 2年前に制服を変えたウィブーンボディハーントゥラキットタバ専門学校は、「どうしたら生徒が増えるのか調べたところ、若い子たちの間では日本や韓国のファッションがとても人気があった。そこで、制服のチェンジに踏み切りました」と教えてくれた。同じく2年前に日本風の制服を採用したテクニックウィモンボディハーントゥラキット専門学校も、「制服を変えたとたん、入学者が急増しました」と語った。日本風の制服は生徒たちに大好評で、「タイの制服ってダサイよねー」と口を揃えて言う。

 しかし、タイの伝統的な文化を考えた時、あまりにも短すぎるスカートやボディラインを強調するようなピタっとした制服は良くないのではないか、という意見も出ている。タイで有名な教師、アチャーン・シニーセントゥーデシャ(アチャンメー)は、「制服はとても大切なもの。今、制服を変える学校が増えていますが、もっとタイの文化を大切に考えていただきたい」と、苦言を呈した。

 とはいえ、私立学校の運営もビジネスのひとつ。生徒が呼べなくては経営が成り立たない。クルンテープガンバンシーウィッタヤーライ専門学校では、今までは30教室しか使われておらず、それでも定員割れしているような状況だったが、制服を変えたとたん38教室にまで膨れあがったという。

 現在、タイには専門学校が約400校あるが、ここ2〜3年の間に90校が日本風の制服を採用した。来年はさらに30校の制服が変わる予定だという。日本人的には、タイ人の学生がセーラー服を着て通学している光景は、少し奇妙に感じる。タイの文化を残しつつ、生徒に受けそうなタイのオリジナル制服をデザインした方が良いのではと思うのだが…。

(2005年8月2日-タイ)